考えや感情がまとまらない心の状態が続く病気です。
陽性症状に対して、陰性症状では「本来、心の中にあるはずのものが存在しない」と考えることができます。
正常な人では感情や意欲がありますが、統合失調症による陰性症状では、
もともと備わっているこれらのものが、ない状態となります。そのため、社会的引きこもりや無関心などの症状が表れてしまいます。
陰性症状は、なかなか症状として認知されづらく、怠けや努力不足と見られてしまう場合もあります。また「うつ病」や「ひきこもり」と間違われることケースも多いようです。
なお、これら陰性症状は統合失調症を発症してから少し経過した後(急性期の後)に多く見られます。統合失調症によって長期的に表れる症状として、この陰性症状があります。
陽性症状 特徴
感情の鈍麻・平板化
喜怒哀楽の表現が乏しくなる
意欲や気力、集中力が低くなって興味や関心を示さなくなる
他人と視線を合わせなくなったり、動きのない表情をする
他人の気持ちに共感したりすることも減り、外界への興味を失っているようにみえる
横になって過ごすことが多くなる
物事への関心が無くなり、感情的な反応がにぶくなる
悲しいのに笑ってしまったりすることがある。
アンビバレンツという両極端な感情が同時に起こったりする
思考能力低下・障害
言葉の数が極端に少なくなり、空虚な内容になる
話のキャッチボールが困難にかんじるようになる
思考力の低下によって、会話の内容が薄くなる
考えがまとまらなかったり、快活に会話が続かなかったりする
会話の内容が唐突に飛んだりする
話しかけても、短いそっけない内容の返事となる、もしくは全く答えられないこともある。
考えが急に中断されて、唐突に何も言葉がでてこなくなることもある
意欲の減退
意欲や気力が低下する
自分から何かの目的をもった行動をはじめたり、根気よく持続させることができなくなります。学校の勉強や仕事など何事に関しても意欲や気力がわかず、周りのことに興味や関心をもてなくなります。集中力も低下し、処理能力も低下します。
コミュニケーション
への支障
他人との係わり合いを避ける
ぼ~っと過ごす日々が続く
https://oasis-mental.com/symptom/schizophrenia/symptom_30/よりコピペです