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困った人たち、その一

ちょっとでも、良くなったら、
もう家に帰りたいという感じで言い出して、騒ぎ出す人がいる。

竹⚪さんである。

家に帰りたい。との一点張り。
すぐ2泊3日で帰ってきたのに、
その前が凄く移動するのも、はぁはぁ言うし、息が切れて動悸がしているらしく、退院する日までその日まで、心電図モニターをつけていたのであるが・・・・起きているだけで、心拍数が頻拍になってアラームがなると言う(恐ろしい・・・・レートが80切ったら大体ドクターコールになる。その以降は心拍数がドンドン低下していくからである・・・(大多数が知らないが・・・ICUで修羅場の経験もただ看取る経験も有り。そうして家族がいたら今際の際に臨終に間に合うようにと、病院側は測るのであるが、意識のある無しはチョット置いておいて・・・ですね。
意識が無くとも、人工呼吸器がついて心電図モニターがフラットにならない限りは、大多数は人は生きていると誤解する・・・悲しい生き物だね。)

自分は緊急事、何があっても延命処置は入りません!!と主治医にお願いしてあるが、
別のドクターのよると、臨終の時意識が無ければ、その選択を家族に託すことになる。
大多数がこれだ。
そうして自分の意に沿わないような、
喉に挿管チューブが入り、
人工呼吸器がついて、点滴がポンプで何十代と着けられて、
その他人工心肺装置や
対外循環装置など付けてる人もいる。
テンポラリーなペースメーカーも入れている人もいるのである。


大体の家族はこう言う。
「まだこんなに暖かいのに・・・」と。

暖かい=生きてること、意識があるとは言い難いのが殆んどのケースである。

人工呼吸器がついた段階で
自発呼吸と人工呼吸器のタイミングがズレると、
バギングといい、呼吸が合わなくて起きる現象が起きるのだが、うまく自発呼吸が弱ければ、呼吸器に楽に乗れるが、乗れない場合、
血液ガスの結果が、良くないのである。
そうすると、呼吸に乗せた方がいいので、筋弛緩薬と、鎮静剤が使用されるケースがある。
目覚めれば、上手く呼吸器がウィーニングできたりするが、
ドロドロの状態になると、多臓器不全などになるとほぼ助からない(と、考えていいかと思う。)

そうすると、待つのは死だけである。

点滴が行き利尿がついてないために顔の形が変容していく。体も浮腫む。(当然か・・・)


今看護師に末期癌の方が家ん帰るとかどうとかで、娘に電話で話していたが、
在宅で見れるようにしたいみたいだが、考えてみても、
働きに出ていて、朝から夕方(時には、夜間まで)まで居ない時の方が多いのである。介護休暇などとれば違うのであるが。
そのケースはあんまり聞かないし、自分の場合も申請に時間がかかり取ろうとしたがその時は上司に恵まれて、側にいてあげなさいと、方がつくまでしごとはおやすみになり、
最期の際までつくことができたのである。
その時の上司には感謝している。
お陰さまで、見取りの作業ができ、死を時間をかけて、受け入れることができたのだと思う・・・・
そうでなければ、仕事で忙しいからといい、仕事に逃げて、死を受容するのに時間かかっていただろうなと思う。
そういう作業ができると、大事な人の死がどう生き残る人たちに残っていくかが、決定されるので
生きていく人には重要な作業になるのである。


そこを踏まえて話してないと、
前の木阿弥という結果になるのである。

そう思うのは自分一人か??


自分の真際に迫ってあろう死をどう受け入れるか?
どう迎えたいか??
で、かぞくはどうしたいか??
本人は穏やかに逝きたくとも、家族が望んで、心臓マッサージをし尽くし、人工呼吸器はそのまま、ただ心臓を動かし家族の到着を待つ!!
という感じだ。
そういうことは世間のかたは知らないであろう。
暖かいから逝きている理論は✖︎であると自分は思ってる。
植物状態であれば、もう目覚める可能性は確立としてかなり低くなる。


そういうことを加味して竹上⚪さんがいまついさきほど、
どうかなった時は、延命処置はして欲しくないとか、具体的な事は言わず、そういう感じで家族とのセッチィングするらしい。退院して、今歩けてないのに、退院してどう歩いて食堂にレストランにいくというのか??
考えが甘いなぁとか、いつもその人見てて、そう思う。

手が病院にいてもかかるのである。
転倒して立ち上がった事から、ベットの位置が変わり、
今は奇跡的に目の周りの浮腫も取れて呂律が回ってないみたいだったが、
はっきり喋るし、
おボケの
独語会の方と似たもの同士で、
今の時期、コロナで誰にも会いたくないのに、
その人とよく話(なんの会話かわからない。)し、昼間は寝て、
夜になるとゴソゴソ起きてなんとか騒ぎ出すのであるので、
自覚がない以上は困った問題である。